スペインの新世代は亭主関白?

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スペインの若者にマチスタ(男性優位主義者)が増えていると警告する新聞記事がありました。

一部抜粋して、ご紹介します。


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15ー29歳のスペイン若者の33%が、相手をコントロールしようとするのは避けられないか、しょうがない、と考えている。

例えば、相手が家族や友達に会おうとするのを阻止すること。
働かせない。勉強させない。
一日のスケジュールをコントロールする。
など。

こういう考えは女性を下に見ているか、服従させたい現れであり、将来は女性への暴力につながりかねないと心配されている。

去年、同じ質問をスペインの全世代にした数字よりも、かなり高い数字が出ており、驚いたことに、若者の方がその傾向がある。

これは最初、アンダルシアの大学で流行するテレビや映画を調べていた専門家たちが、ネオマチスタの高まりの傾向があると警告。

2012年イグアルダの調査で、若者の28.8%がコントロールしようとする束縛の被害に遭ったことがあり、若い女性の3人に1人が「彼から罵りのメッセージを受けたことがあり、その彼と今でも恋人関係を続けている」と答えている。この最後のケースは特に、危険である。


El periodico記事より。

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記事にも書いてありましたが、マチスタ=男性優位主義者というと、古い世代のイメージです。ところが若者の中に増えているとは!

しかし確かにスペインには愛情=束縛と考えている人がいます。

普段でも、スペインはカップルや夫婦間の関係が密接です。

お出かけはいつもカップル。(どちらかを置いて、あまり出掛けない)
ビジネスの場所でも夫婦同伴。
離れていてもしょっちゅう電話して、愛情をいつも示す。
旦那・彼との家族とも密接な関係を保つ。
残業しないので、夕方からずっと一緒。バカンスでは1ヶ月一緒。


仲が良くていいところもいっぱいあるけれど、日本人からすると、とても濃厚な関係なんです。


それを過ぎて、「束縛」までされてしまったら、すごそうです。

ドメスティックバイオレンスに発展しないようにするには、「教育」が重要と専門家の意見が記事に出ていました。
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