2016.06.10 Friday
ガウディ没90年 −バルセロナのエネルギー源
JUGEMテーマ:旅行
ヨーロッパ基準をだいぶ超える入場料ながら、ガウディ建築群へ入場する人々は合計で年間820万人。
類を見ないビジネスとなっている。
6月10日は、ガウディが路面電車の事故で亡くなってから90年。
システィーナ礼拝堂を含むバチカンの入場料は16ユーロ。
エッフェル塔へのぼるのは17ユーロ。
プラド美術館は16ユーロ。
アルハンブラ宮殿が14ユーロ。
ガウディ建築では、ラ・ペドレラ(カサミラ)の一般入場が20.50ユーロ。夜間入場では39ユーロ。カサ・バトリョは22・50ユーロから36ユーロ。
入場者数は、サグラダファミリアが約326万人。
グエル公園が約259万人。
ラ・ペドレラ(カサミラ)が約115万人。
カサバトリョが約99万人。
グエル邸が約25万人。
グエル別邸が約1万7800人。
Bellesguard邸が約8700人。
(サグラダファミリアは2014年のデータ。残りは2015年)
「まだ工事途中の建物に、年間300万人以上が入場するのはすごいこと」。
建築教授のXavier Monteys氏は語る。
「カサ・バトリョがどれだけ年間稼いでいて知りたいものだ。どれだけを奨学金、シンポジウム、出版などに回しているか」
「自分が答えるが、ゼロだ」
素晴らしい建築遺産を持つ都市であるのに、この分野の公立学校の予算は「バカげた」ものである、と説明する。
「アメリカのグラハム財団のように、私的なお金で毎年奨学金を出す制度もない。正直に言って、ガウディにふさわしい街とは言えない」
El Periodicoより一部を抜粋・意訳しました。