バルセロナのダリ美術館(とガイドブックに書かれている展示場所)、閉鎖しました

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バルセロナのダリ美術館、とガイドブックで紹介されていた展示場所があります。
カルメンのページでも紹介していた、ダリワールドにひたれる場所です。
http://dodonde.com/dali2.htm

ここは、閉鎖しました。
最近、倉庫みたいになっていて、人もいないし、どう見ても閉まっている、、。

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入口近く。矢印の先は・・
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こんな感じ。あちゃー。


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突き当りのお部屋を窓越しにちらり。
まだダリの世界が少し残ってはいるけれど、、。

つい2週間ぐらい前に「行ってきた。楽しかった」と言っていたお客様がいたのに、すっかり閉まった状態。
別の日に、半開きで中に人がいたので聞いてみたら、、。
「完全に閉鎖」だそうです。

どこか違う場所にオープンする予定はあるのか?と聞いてみたら、可能性はあるが、まったく今の段階ではその予定もない、何も言えない、と言っていました。

広い場所だったので、あの空間を確保できるかは問題かもしれませんね。
ですので、今のところ、バルセロナで、ダリの展示は見ることはできません。




ところで、この展示。正式には、REAL CIRCULO ARTISTICO DE BARCELONA(バルセロナ王立芸術サークル)内の、一部の展示会場を借りて展示されていました。

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今はこの王立芸術サークルが建物を改装中なんです。



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2階にいくと、エレベーターにつながっていって。まだちょっと上はいけるところがあるようです。
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この2階は素敵な野外テラスのレストランバーがあります。
Barra Japonesaって書いてありますね。寿司バーでもあるのかな?
ここはまだ看板が出てるので、いけるようですよ。


話は戻ります。
どこにも「ダリ美術館」と書いていないのに、ダリ美術館と紹介する日本のガイドブックもどんなもんかと思っていましたが、この展示会が曲者だったかもしれません。

ダリ展示は、もともとは版画を中心に無料展示をしていたのですが、日米のガイドブックなどで紹介されて味をしめたのか?、「バルセロナのダリ美術館」または「バルセロナ王立芸術サークル」などのwebを作り、そこで紹介しはじめて、10ユーロもの入場料を取るようになっていたのです。

ダリとピカソは本当に人気なんですよね。
夏場にたまたま近くにいたら、ひっきりなしに人が入っていくのを見かけてました。

お客さんも結構、「バルセロナのダリ美術館に行きたい」」という人多かったです。ガイドブックも本物のダリ美術館よりも、大きく紙面を割いて紹介していました。(バルセロナのダリ美術館がトラブルってたようなので、それもどうかと・・と思ってました、、、)
ダリ美術館までいくのは面倒だし、市内でちょっと行くには便利なんでしょうね。

この「バルセロナ王立芸術サークル」のwebですが、、、。
あるとき、webがまったく別物になってしまったんです。

それまでは「バルセロナ王立芸術サークル」のwebをひらくと、まるで、それイコール=ダリ美術館のような内容になっていました。画面を開くと、ダリの顔が現れていたぐらいです。

それがある時、まったくダリのダの字もないwebに代わり、内容も、オープン時間もまったく違います。

聞きに行ったところ、王立芸術サークル側は、そんなwebがあったことも知りませんでした。

もしかしたら、一番最初にガイドブックに出た頃、ダリ美術館という名前で勝手に?宣伝したのかもしれませんね。
それでたぶんダリ美術館からクレームが出て、今度は王立芸術サークルという名前でwebを作る。
それももしかしたら誰かが気づいて、本物の王立芸術サークルのwebを作らなくては!となったのかもしれません。

王立芸術アカデミーが改装中なのがきっかけで閉鎖に至ったのか、いろんな方面とトラブったのか、賃貸の契約切れで更新に至らなかったのかもしれませんね。

閉鎖のお知らせでした。

これを機会に思い切って、フィゲラスのダリ美術館へもっと行くようになるかも?
新幹線でいけば、1時間です。
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