うるさくて眠れない

外の騒音で眠れない場合
外の騒音がうるさくて眠れなかったというクレームをよく見かけます。これは旧市街地区など繁華街です。だいたいヨーロッパ人は夜が強く朝まで騒ぎます。しかも声が大きい!日本で言うと歌舞伎町とか六本木とかそういう場所に泊まっているようなものなので、繁華街のホテルというのは自分も夜遊びをしたい人向けです。そうでなくて安眠したいのなら選ばない方が無難。もしくは通り側ではなく内側の部屋をもらうのも一案です。


隣の音が筒抜けの場合
こちらは隣の壁が薄くて眠れなかったというクレーム。廊下の音も筒抜けだし、隣の部屋の音、シャワーの音やトイレの水の音もよく聞こえる・・・。実は非常に多いクレームです。おそらくヨーロッパのホテルの中で最も多いともいえるクレームかもしれません。しかも日本人は耳が良いそうなので音にも敏感なのでしょう。

思うに石造りの建物は音が反響するのではないかしら。欧米人のお腹から出す声も響く原因かもしれません。壁が薄いといっても日本のプレハブのようなアパートだって結構壁が薄いと思うのです。あれよりも厚い壁であるのにもかかわらず隣の声が聞こえてしまいます。それと靴の音。最近のホテルの流行はフローリングのお部屋なのですがハイヒールのコツコツという音が響きます。

音が聞こえにくいホテルというと一概には言えませんが、5つ星ホテルはさすがにこういう文句は出ません。古い建物を利用した壁の厚そうなホテルも音の問題は少ないでしょうか。大型ホテル、アメリカンタイプ、新しいホテルの方が多少問題が出ます。ヨーロッパの4つ星ホテルでもお値段がお手頃であれば多少は音の問題はあると覚悟しておきましょう。靴の音、シャワーの音などが響く点は気にしないこと?さすがに声が筒抜けだと気になりますが。隣が日本人であると特に。

私はどこでもぐっすり眠れてしまうのですがそうでない人は耳栓を用意してもいいかもしれません!?スペインでは薬屋さんに必ず売っているし安いです。


ところで夜に寝れないと文句する日本人。でも欧米人からすると日本人もうるさいケースがあります。詳細をどうぞ。
欧米人は夜中に騒いだり、明け方酔っ払って帰ってきたり。週末夜は特に騒がしいので眠れないというクレームが日本人から出ます。ごもっとも。夜に安眠できないなんてつらいですよね。

ところが日本人は朝が早い。暗いうちからお散歩に出たり、シャワーを浴びたりスーツケースを用意したり。朝7、8時頃に廊下で「おはよーー!!」と大声で挨拶している元気な大阪のおばちゃんたちもいます。

添乗員さんが言っていたのですが、朝早くから廊下でぺちゃぺちゃやる日本人もやはり欧米人からはうるさいのだろうと。欧米人から言わせるとバカンスの間は夜に出かけて朝帰りなんて普通のこと。朝一番眠い時に廊下で大騒ぎというのもクレームになっているかもしれません!?なるほど。

そういえば私も日曜日の朝に家を出る時はそーっと家を出ます。うちのアパート中、いや街中がしーんとしていて「みんな寝ている」という雰囲気がひしひしと伝わってくるのです。外からも家からも何の物音もしません。現地は現地としての習慣があります。夜遅くに外から帰ってくる若者たちに腹が立つこともあるかと思いますが、朝帰りが当然の国では夜遊んで帰ってきて人に迷惑をかけているという意識はありません。逆に週末朝からごそごそ活動している日本人にうるさいなーと思っているかも。そういう現地の習慣や事情も一応は理解しておきましょう。

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