契約更新で家賃が値上げされなくなった!画期的なカタルーニャ(スペイン)の法律

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スペインでは住んでいるうちにどんどん家賃があがります。

 

まず賃貸契約中の3年〜5年のあいだ、毎年、物価上昇率が発表されるのですが、2%なり3%なりの家賃上昇率と共に、毎年家賃が上がります(これは据え置きにしてくれる大家さんもいます)

 

びっくりなのが、契約更新時です。

今までスペインでは契約更新時は「いくらに値上げしても良い」仕組みで、実質、新規契約と変わりませんでした。

(売るときにだけ住んでいる人に買う優先権利があるだけ)

 

古いアパートでも値段が下がらないスペインで、10年20年住んだアパートで、50歳、60歳なんて年齢になって、「急に契約更新で大幅に家賃があげられた」という話を聞くことなんて、とくにバブル時期はざらでした。もともと家賃が安かったこともあり、2倍になることもあったものです。ここ数年も契約更新で200ユーロあげられた、という話も聞きました。(家賃はあがりはじめると、一斉にあがります)

 

そのため今回の新しい法律は画期的です。内容を新聞から抜粋してみます。

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新しい法律は2万人以上の人口を持つ、スペイン・カタルーニャ州の60市・500万人のうち、.タルーニャの平均を大きく上回る値上げが見られて、賃貸額が給与の1/3以上となり、カタルーニャの物価上昇率を5年で3%以上値上げ発布を発表した市が適用を発表することができる。

 

新しい法律では

・契約更新時に前の家賃を値上げしてはいけない。

・もし家賃が同じ地区の平均を上回る場合、州政府が指定した金額を上回ってはならない

・初めて貸す場合は、市が定めるその地区の家賃の値段にあわせなければならない

 

カタルーニャ州政府は値段を調べるページを作成。

立地以外に、エレベーターがあるか、家具付きか、駐車場があるか、などで値段も変わる。

 

例外もあり、家主が、家賃収入を含めた全収入が、IRSC(Indicador de Renta de Suficiencia de Catalunya)の2.5倍以下、つまり月々1900ユーロを下回る場合で、借主の収入がIRSCの3.5倍を上回る場合は、借主の収入が家賃を据え置きにする必要はない。

(ただしカタルーニャが決めた家賃を上回ることはできない)

 

もし持ち主が改築・改装をした場合は、州が制定する金額まで少しずつ値上げすることはできる。

 

 

違反した場合の、罰金は3000ユーロから9万ユーロ。

 

新聞EL PERIODICO記事より。

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一方で、家賃の値上げは、いわゆる民宿、つまり観光客へ数日単位の短期で貸すことでバルセロナは値上げしたと言われいて、市民の手が届かなくなっています。この法律を出すことで余計に賃貸へ動く家主が少なくなる可能性も指摘されます。

 

ただ、今は新型コロナウィルスの関係で観光客が来ず、賃貸契約に変更する家主が増えていることから、この法律を施行するタイミングとしては良いかもしれません。

 

カタルーニャ議会は承認しましたが、スペインの法律に違反するとして、無効になる可能性もあります。無効にしようとする動きがみられれます。

 

カタルーニャでの法律があとでスペインの最高裁判所から却下されることもあるので、(スペイン各地方が続くこともある)今後の動きにも注目されます。

 

 

 

 

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