2008.09.15 Monday
バルセロナ市民、水不足時期に20%も節約
JUGEMテーマ:海外生活
2006年から20ヶ月近く続いたバルセロナの水不足。
ぱらぱらと降ることはあってもダムに水がたまるようなまともな雨が降らないまま、中央政府も巻き込んで深刻な問題となりました。
問題が最高潮に達した2008年5月頃だったでしょうか。突然雨が増え、みるみるダムに水が溜まり、政府も市民もほっとしたのは記憶に新しいところです。エブロ川から水をひっぱってくるという工事もスタートしようかという時でした。
その水不足の時期にはバルセロナ中の噴水や池から水が消え、
お金持ちの人たちもプールに水を貯めるのを禁止され、
新聞を買えば蛇口につける節約用の蛇口がおまけでついていたこともあります。
実は私も寒い冬でも湯船に入るのを我慢。
シャワー中もきれいなお湯はバスタブに溜め、これをトイレの水を流すのに使いました!!あんなことまでしたのは初めてですが、ずいぶん貢献したと思います。
さて。今日の新聞EL PERIODICOに市民がずいぶん水を節約して貢献したという記事が出ていました。
特に問題が深刻になってきた2008年1月から6月まで、たったの半年でなんと21%近く水が節約されています。2005、6,7のデータを見てもなかったほどの節約です。
2月にはまだ5%の節約でギリギリになるまでバルセロナ市民もあまり真剣に取り組んでいなかったようですが、やればできるということ。
スペイン人がそんなに貢献した、そして20%節約は取り組めば可能なのだというのはある意味衝撃です。
新聞のグラフによれば9月の水使用量は大きく上昇し、それでも普段の8%減。その先は今まで通りに戻ってしまうのかもしれませんが、ぜひこれからも取り組んでいきたいものですね。