バルセロナ市民、水不足時期に20%も節約

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2006年から20ヶ月近く続いたバルセロナの水不足。
ぱらぱらと降ることはあってもダムに水がたまるようなまともな雨が降らないまま、中央政府も巻き込んで深刻な問題となりました。
問題が最高潮に達した2008年5月頃だったでしょうか。突然雨が増え、みるみるダムに水が溜まり、政府も市民もほっとしたのは記憶に新しいところです。エブロ川から水をひっぱってくるという工事もスタートしようかという時でした。

その水不足の時期にはバルセロナ中の噴水や池から水が消え、
お金持ちの人たちもプールに水を貯めるのを禁止され、
新聞を買えば蛇口につける節約用の蛇口がおまけでついていたこともあります。


実は私も寒い冬でも湯船に入るのを我慢。
シャワー中もきれいなお湯はバスタブに溜め、これをトイレの水を流すのに使いました!!あんなことまでしたのは初めてですが、ずいぶん貢献したと思います。

さて。今日の新聞EL PERIODICOに市民がずいぶん水を節約して貢献したという記事が出ていました。
特に問題が深刻になってきた2008年1月から6月まで、たったの半年でなんと21%近く水が節約されています。2005、6,7のデータを見てもなかったほどの節約です。

2月にはまだ5%の節約でギリギリになるまでバルセロナ市民もあまり真剣に取り組んでいなかったようですが、やればできるということ。
スペイン人がそんなに貢献した、そして20%節約は取り組めば可能なのだというのはある意味衝撃です。

新聞のグラフによれば9月の水使用量は大きく上昇し、それでも普段の8%減。その先は今まで通りに戻ってしまうのかもしれませんが、ぜひこれからも取り組んでいきたいものですね。

25-64歳のスペイン人半数の学歴は義務教育まで

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25-64歳のスペイン人の50%が義務教育しか受けていません。
OCDEのPanorama de la Educación 2008の調査結果です。

周辺関係国と比較すると、スペインはポルトガルとメキシコに次ぐ悪さ。

OCDEの中では義務教育以上の教育を受けなかった人が低いのは
アメリカ合衆国で12%。次にイギリス(14%)、スイス(16%)、ドイツ(17%)、フィンランド(20%)。
その他フランスは33%、ギリシャは39%、イタリアは48%。

スペイン人で義務教育終了した人のうち、次の教育レベルを終了できなかったのはスペイン人で36%。この数字は55-64歳に限れば73%にまであがります。


(新聞EL PERIODICOより)

・・・
翌日の新聞EL Periodicoに同じ調査結果に基づく、別の記事が出ていました。記事とグラフから抜粋して紹介します。

25-34歳のスペイン若者の大卒率は高く、39%。
これはフランス41%に次ぐ割合で、スウェーデン、アメリカ合衆国と同じです。日本は54%。
しかし、スペインの大卒者の給与は最も低いレベルです。

高卒の割合はスペインでは64%。日本は92%。
この調査国の中で日本は3番目でしたが、1番がドイツの102%、2番がギリシャの96%。

このドイツの102%とは何なんでしょう。
またギリシャの教育は悪いと出ていたのに、高校は96%というのは何かの間違いじゃないんでしょうか、と思ったりします・・・。


2008年スペイン人のバカンス

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2008年夏のバカンス費用は平均で一人あたり840ユーロ。
家族4人とすると、3360ユーロにあたります。

66%が自宅以外の場所でバカンスを過ごしたか、今年過ごす予定があります。
バカンスに出かけなかった人たちの52%が経済的な理由から。
それ以外は、健康、家族、年齢、勉強が理由です。

平均バカンス金額のうち、最高はバルセロナ市民の1162,8ユーロ。
最低がマドリッドの669ユーロ。
この理由はマドリッド市民は別荘や友人の家で過ごすのを好み、
バルセロナ市民は遠方の、期間の長い旅行を好むため。

バカンス費用は宿泊先によっても大きく左右し、親戚・友人の家で過ごせば546,7ユーロ、クルーズの場合は1515ユーロ。

平均日数は12日。

宿泊施設としては49%がホテル(特に3-4星)。17%が家族・友人宅。
13%がアパートメント。8%が自分の別荘。
バカンス先としては67%が国内。22%がヨーロッパ。

(EL Periodicoより)
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