初ハワイの感想

ハワイ、グアム、バリ島、アジア旅行好きの人は多いですが、日本から近いので私は老後の訪問地と考えていました。若くて体力があるうちは、遠いヨーロッパ旅行でしょう、と。
ところがスペイン在住となってしまうと、遠くなってしまい、なかなか機会がないと訪問できません。


さて。友人の結婚式のために母を招待して、初ハワイへ行ってきました。
その感想は!?

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バルセロナの不動産、バブル崩壊後もあまり下がらず

JUGEMテーマ:地域/ローカル


日本からの旅行者に「スペインはバブルが崩壊して不動産がずいぶん下がっていると聞いた」とよく言われます。まるで日本のバブル崩壊時のように下がったと考えている口ぶりでしたが、日本のような不動産崩壊はまだまだ。
特にバルセロナには全くあてはまらないと言っていいでしょう。


確かに不動産の高騰がようやくストップし、若干の下がりを見せてきているのは確かです。スペインの田舎やバルセロナ郊外も下がってきています。銀行に差し押さえられた不動産のパンフレットを見かけましたが、バルセロナ郊外のアパートがずらりと並んでいたものです。

ところが?
バルセロナはあまり下がっていないのです。そもそも物件が極端に少ない。
上記の差し押さえられたアパートにもバルセロナ市内はほとんどありませんでした。賃貸は少し安い物件が出てきましたが、売買はまだまだ下がるべきなのに、下がる気配なし。


新聞の記事を探してみました。
・2008年カタルーニャ地方の不動産価格はスペインの自治州の中で最も大きく減少し、10,3%の値下がり。スペインの不動産全体では5.4%の値下がり。
・しかし2008年スペインの新築マンションは0.8%上昇。
(2009年3月31日 La Vanguardiaより)


・バルセロナの不動産は2009年1-3月までで3.3%の値下がり。
一番減少が激しいのがSant Marti地区の5,7%、Nou Barris地区の5,5%。
一番減少がゆるやかなのがLes Cortsが0,9%、SantsMontjuic地区が2,2%。
1平方メートルあたりの平均が4216ユーロとなった。
・カタルーニャ全体の平均は1平方メートルあたり3017ユーロ。
(2009年3月27日 El Periodicoより)

↑ 3,3%なんて下がったうちに入らないぐらい、ですね。
不人気の地区を除けば1-2%程度の減少のみ、という感じでしょうか。

さて。↓ こちらは今日の新聞。バルセロナのデータはありませんでした。
・カタルーニャの不動産は1年前と比べると13,7%の値下がり。
・今年に入ってからはカタルーニャでは5%の値下がりで、減少率はスペイン自治州の中でトップ。スペイン全体では2.7%の値下がり。
・スペインの新築マンションが今年に入り、2%値下がり。新築は2008年もわずかながら値上がりし、今年が初めての値下げとなった。
(2009年6月30日 El Periodicoより)


バルセロナのマンションの1平方メートルあたりは日本円・135円で計算すると、56万9160円。いつの日かもうちょっと下がる日が来るのでしょうか。

スペインでは失業者がこれからもっと増えると予想されています。
現在失業者には家賃の支払いを2年ほど待つ、という救済策を銀行が取っているのですが、この救済策も終わってしまった時、、でしょうかね。大きく変わるのは。

今のところは日本で間違い報道がされているようでしたので、統計情報をご紹介しました。

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