ケチャップ泥棒(何か液体をひっかける泥棒)

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領事館から、よく盗難被害についてのメールが送られてきます。

外務省の「たびレジ」の登録している方に送られてきますが、旅行者のみなさんの一定の予防策になってきているようです。

 

先日も大変よく鞄に注意しているお客様がいらっしゃったので、大変よろしい・・という話をしていたところ、

「領事館からたくさんメールが来てますからねえ」とおっしゃってました。

 

お知らせすることで防げるのであれば、それに越したことはありません。

今回も手口をよく聞いていたにもかかわらず、あいそうになったお客様の話です。

転載します。

 

ちなみに私も10年以上前に2度ほどかけられたことがあります。

頭から鞄までクリーム状のものをかけられました(怒!)

 

手口を知っていた私はどうしたかというと、

「鞄を両手で抱きかかえる」

「足を止めない」

「話しかけてくる人を無視」

です。

無視してもかなりずーっとついてきてました。

無視してるのにあまりに長くついてくるので、このあと私はあることをして追い払いました。(それはお勧めしないので書きません)

ただ無視していたら、接近はしてきませんでした。2度とも少し距離がある状態でした。

 

 

 

この被害未遂者のように、

「汚れをふくことを考える」のはダメ。

「立ち止まって」はダメ

「警戒心を持ちながも、話に答える」のはダメです。

 

この方は大丈夫でしたが、

これらはしてしまうと、そのまま騙されてしまう可能性があります。

 

とくに「偽警官」と「ケチャップ泥棒」は言葉がわかる人のほうが被害に遭ってらっしゃいます。

話しかけられて対応してしまうとダメなんです。

 

・・・

 

●邦人の方から,ケチャップすり(未遂)に関する情報提供をいただきました。
●「荷物(特に貴重品)は体から離さない」こと等を心がけて下さい。

1 ケチャップすり(未遂)の概要
(1)被害者(在留邦人女性)が,11日(木)午後7時頃,ミロ美術館付近の路上を,現金等在中のバッグと食料品等在中の大きな袋を持って,1人で歩いていたところ,後方から鳥の糞のような液体をかけられました。
(2)後方を振り返ると男性1名がいましたが,すぐに立ち去ったため,被害者はティッシュペーパーで体に付着した汚れを拭き取っていました。
(3)直後に,親切を装った男性が近づき,被害者に「これはひどい。くさい。手伝ってあげる。向こうに水道があるので,そこで洗おう。荷物を持ってあげる。」などと話しかけ,被害者はその男性に大きな袋を渡し,美術館近くの水飲み場に移動することにしました。
(4)移動中,その男性は被害者に「バッグも持ってあげる」などと何度も話しかけてきましたが,被害者は,領事メール等で「ケチャップすり」の手口を知っていたため,それを断り続けていました。
(5)水飲み場に到着し,男性は大きな袋を近くのベンチに置き,被害者は水で汚れを洗っていたところ,男性は被害者に「首にも汚れがたくさん付いている。バッグを外して洗った方がいい。盗んだりしない。」と話しかけました。
(6)被害者は,その言葉に乗ってしまい,バッグを外し男性に渡しました。男性はバッグをベンチに置いて,被害者のそばに戻ってきましたが,被害者は汚れを洗いながらもバッグに対する警戒心を持ち続けました。
(7)すると,バッグが置かれたベンチに,液体をかけられた際に被害者の後方にいた男性が近づいていることに気づき,被害者は汚れを洗うのをやめ,バッグと大きな袋を持ってその場から離れ,結果として何も盗まれませんでした。

2 液体や犯人の特徴及び被害者の心理
(1)液体の特徴
緑色で,卵が腐ったような不快なにおいがしたほか,考えられないぐらいの大量の液体をかけられ,頭頂部から靴に至るまで液体が付着したそうです。
(2)犯人の特徴
被害者は,親切を装って近づいてきた男性に対しスペイン語で話しましたが,男性は聞き取りづらい英語で話してきたとのことです。よって,犯人はスペイン語圏や英語圏以外の出身の可能性が高いと思われます。
(3)被害者の心理
被害者は,当館からの領事メール等で「ケチャップすり」の手口は把握していましたが,大量の液体をかけられたことで,頭が真っ白になったそうです。

3 バッグ等を盗まれなかった要因
被害者は,犯人の巧みな言葉に惑わされ,一時,現金等在中のバッグを犯人に渡してしまいました。しかしながら被害者は,領事メール等で「ケチャップすり」の手口を把握しており,その知識に基づいて,水飲み場への移動中に犯人から執拗にバッグを渡すように求められても断り続け,犯人にバッグを渡した後でも,バッグに対する警戒心を持ち続けていました。
被害者が,「ケチャップすり」の手口を知識として把握し,その知識に基づき警戒心を持ち続けたことが,バッグ等を盗まれなかった要因と考えられます。

4 「ケチャップすり」に関する統計分析(本年1〜9月)
(1)被害件数
20件(男性9名,女性11名)
(2)被害時間帯
午前6時台〜午前10時台に,15件(全体の75%)発生しています。特に午前6時台〜午前7時台に9件と,早朝時間帯の発生が顕著です。また,日中の発生はなく,午後7時台〜午後10時台にかけて発生しています。
(3)被害場所
アシャンプラ区での発生が13件と最も多く,サグラダファミリア付近,カタルーニャ広場付近等,観光地付近の路上における発生が顕著です。
(4)「ケチャップすり」の犯人のねらい
被害者に汚れを付着させる行為は,非常に目立ちます。よって犯人は,早朝や日没後といった,人通りが少なく,犯行を目撃されにくい時間帯をねらって犯行を敢行しているものと考えられます。

5 対策
(1)荷物(特に貴重品)は体から離さない(液体等をかけられても慌てない)
(2)早朝や日没後の観光地付近における単独での移動時は特に注意する
(3)通行人が話しかけてきても無視する(警戒心を持ち続ける)
(4)領事メール等で犯罪の手口を把握しておく

このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。



★当館ホームページでは,当地における安全対策としての注意事項をまとめた資料を公開しています。
<バルセロナへようこそ〜安全快適に滞在するために〜>
http://www.barcelona.es.emb-japan.go.jp/files/000335730.pdf
<カタルーニャ州警察作成防犯動画>
http://www.barcelona.es.emb-japan.go.jp/itpr_ja/bouhandouga.html
<カタルーニャ州警察作成安全対策パンフレット>
http://www.barcelona.es.emb-japan.go.jp/download/2013/diptico-seguridad-mossos.pdf
 

 

カタルーニャ美術館(MNAC)の行列

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カタルーニャ美術館の行列の様子。

雨の日なのに外に行列でした。

 

 

普段は並んでいないのですが、日曜日だけはそれがおきます。

(警備のおじさんにも確認!)

 

日曜日は午後14時半には閉まるし、月曜日は多くの美術館が閉まるので、集中してしまうのでしょう。

 

入り口には荷物検査があるので、それもあって行列となります。

現地の並び具合、お知らせでした。

 

 

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