アメリカのオバマ大統領のスペイン訪問決定 7月9-11日

JUGEMテーマ:旅行



アメリカのオバマ大統領が、任期終了半年前にして、ようやくスペイン訪問することが決定した、と新聞が報じています。


7月9-11日。セビリアをはじめアンダルシアへまずは到着するようです。

この時期もちろん空港などのセキュリティーが厳しくなりそうですから、この期間スペインを訪問する旅行者は時間には余裕を持って移動しましょう。


El paisより。

スペイン一の長寿はバルセロナ在住

JUGEMテーマ:地域/ローカル


114歳221日のAna Velaさんはスペイン一の長寿女性に。
世界では6番目。ヨーロッパでは2番目の長寿。

Ana Velaさんはコルドバ県 Puente Genil 出身。
1950年代に家族とカタルーニャに引っ越してきた。

娘のAnaさんは88歳で、母親の長寿の秘訣は「ものすごい善人で、明るい性格であること」と言う。

孫は4人で、ひ孫は20人近く。
12年前から施設に入るが、娘のAnaさんは近所に住んでいて毎日訪問している。

El periodicoより。

ナダルがリオデジャネイロ五輪でスペイン選手団の旗手に

JUGEMテーマ:スポーツ


ラファエル・ナダル(スペイン)が、リオデジャネイロ五輪のスペイン選手団の旗手を務めることになったと水曜日に発表された。

 4年前のロンドン五輪でもナダルは旗手に選ばれていたが、ケガのために出場できず、代わりにNBAのスター選手であるパウ・ガソルが務めた。

 ナダルは公式Twitterに、スペインの五輪委員会への感謝のビデオを投稿している。
「たいへんな名誉です」とナダル。「すごく興奮しています。素晴らしい五輪になることを望み、そして、スペイン選手たちの活躍を期待します」。

 ナダルは2008年の北京五輪で金メダルを獲得。2004年のアテネ五輪にも参加していた。

「スペインのスポーツ界はナダルに借りがある」とスペイン五輪委員会代表のアレハンドロ・ブランコ氏は話す。「彼は結果以上のものを我々に与えてくれた存在だ」。

 ナダルはリオデジャネイロ五輪では300人のスペイン選手団を率いることになる。ナダルはほかの多くの競技の選手たちと選手村で過ごすことが、楽しみで仕方ないのだという。


「ナダルが素晴らしいアスリートたちの代表であるというのは疑いの余地のないこと」とスペインのサッカーの代表監督のビセンテ・デル ボスケは話している。

 この発表は、彼にかけられている根拠のないドーピング疑惑から、彼自身を守るという意味もある。今週、ナダルは彼にドーピング疑惑をかけたフランスの元スポーツ大臣を提訴し、国際テニス連盟(ITF)に対して身の潔白を証明するためにすべての薬物検査の結果の公開を要求した。


 ブランコ氏は今回の訴訟でフランスと対峙するためにも、彼が旗手をつとめることはふさわしいものだと述べている。


 フランスの元スポーツ・健康大臣のロゼリン・バシェロ氏は、2012年にナダルがケガのため7ヵ月ツアーを離れていたのは「十中八九、ドーピング検査で陽性となったためだ」とテレビで発言していた。


 この発言にナダルは激怒。自分の「アスリートとしてのイメージ」を傷つけ、「あらゆる証拠や根拠もなく、アスリートを侮辱する嘘を話す権利はどんな公人であっても許されない」として、法的手段に訴えることになった。


 ナダルは同時にITFの代表を務めるデビッド・ハガティ氏に書簡を送り、すべての検査結果と血液検査の記録を公開してほしいと要求。また、選手に対して誤った疑惑があったときには、連盟として法的手段に出ることを支持するとしている。


 昨年のナダルは3大会の優勝に留まるなど低迷。しかし、今季は好調さを取り戻しつつあり、モンテカルロのマスターズ大会とバルセロナの大会で連勝。次週はマドリッドのマスターズ大会に出場する予定だ。


 ナダルが最後にグランドスラムを制したのは2014年の全仏オープンだ。(C)AP

The Tennis Dailyより。
 4月28日付

スペイン汚職問題 少なくとも3千人に汚職の容疑がかけられていることが明らかに

JUGEMテーマ:海外生活


スペインは昔から汚職が多いうえに、市や町ぐるみ、政党ぐるみで大勢が逮捕なんて事件も多いです。

多いという話をすると、日本もそうだといわれたりしますが、いや、スペインでの大量摘発のニュースを見ていると、絶対にスペインの方が多いだろうと思います。

そんなニュースが出ていたので紹介します。


ーーー

ヨーロッパプレスによると、スペインで少なくとも3千人が、何らかの汚職問題による容疑がかけられていることが明らかになった。


(スペインでは以前、容疑者を”Imputado”と表記されていたが、刑法改正により”Investigado”という表記に代わっている。 これは、国民党の度重なる汚職問題でイメージ悪化を少しでも抑える狙いがあった)


アンダルシア州では現在250人の容疑者が存在しており、オフショアや、労働者契約数水増しなどで公判が進んでいる。


バレアレス諸島では、今年初めからフェリッペ国王の実姉クリスティーナ王女も関与したとみられるバレンシア州を中心とした大規模汚職事件「ノース事件」の公判も始まっている。


バレアレス議会のアントニア・ムナル元議長は、国民党の公的資金横領「ボルタール事件」の証言をした。 これは、マルベーヤ元市長のフリアン・ムニョスが主犯と見られる汚職事件の枠組で、「ピニージョ事件」、ショーンコネリーの別荘も絡んだ「ゴールドフィンガー事件」に関係する証言であった。


3月にはバレンシア市の元市長リバ・バルベラ国民党上院議員が、選挙資金のマネーロンダリングに関する会話が、検察当局より公開されており、自主的に「タウラ事件」に関して証言台に立つと発表(容疑は否認している。)。 このバレンシア市を含む近郊の市庁舎(マラガも含む)、公共建築物を巡る汚職は「イメルサ事件」となり、「タウラ事件」を含むと合計115人に容疑がかけられた。


アリカンテでは「ブルガル事件」の公判中。 


汚職は国民党だけに留まらない。 ガリシア州政府スペイン社会労働党代表ホセ・ラモン・ゴメス・ベステイロが「プルポ事件」に関与していたとされ、6件に関して容疑がかけられ、3月18日に辞職。 「ガラニョン事件」と合わせると合計で10の容疑がかけられている。


ビーゴのアベル・カバジェロ市長PSOE議員は、公共事業契約の見返りに”お土産”受け取ったという「パトス事件」で容疑がかけられている。 その他、ガリシア州全体で汚職事件の捜査が行われているのは「セタ事件(Zeta)」「ポケモン事件」「オルケスタ事件」。


忘れてはならないのはバンキア・カハマドリッド銀行が発効していた”ブラック・カード”。 元IMF専門理事、アスナール政権では元副首相、経済大臣、財務大臣、下院議員を歴任した、元バンキア銀行頭取のロドリゴ・ラトを中心とした詐欺、マネーロンダリング、横領事件。 “ブラック・カード(Tarjeta Black)”は様々な政治家や労働者組合幹部等に配られた。 利用者はこのカードを利用して好きに資金を下すことが出来、その出どころは不明のまま。 さらに、バンキア銀行のIPO株に関するインサイダー取引があったとして、全国管区裁判所より13人に容疑がかかっている。


全国管区裁判所は現在元カタルーニャ州首相のジョルディ・プジョールも裁判中。 ジョルディ一家は全員容疑にかけられているが、オリオル・プジョール(ジョルディ一家の7人いる中の5人目の子供)は奥さんが収監されないという条件で司法取引を行っている


Press Digitalより抜粋させていただききました。
Taichi Nakagawa | domingo, 27 de marzo de 2016


ーーー
最近は有力者の摘発が増えてきましたが、まだまだ氷山の一角とされます。

この記事で出てくる「ポケモン事件」とは、あまりにもが次々に容疑者が増えるため、登場人物?が増え続けるポケモンのようだとして命名されました。

2014年カタルーニャの結婚についての統計

JUGEMテーマ:海外生活


去年カタルーニャ州では26.068 の結婚が行われた。

そのうち、カトリック教会式での結婚は100組につき16組。

市役所での結婚は1.3%増加し、全体の83.9%を占める。

市役所での結婚はすべてのコマルカで半数以上を占める。
特に多いのは、Ribagorça (100%), Berguedà (90,6%) 、 el Bages (90,4%)。
少ないのはla Terra Alta (51,9%), Noguera (70,1%) 、 la Conca de Barberà (70,8%)。

ただし上記の特に多い、もしくは特に少ない地域はどちらも、人口も少なく、結婚式をあげた人たちも極端に少ない。


結婚の平均年齢は、男性で36,4 歳、女性で 34,2歳。

97,1%が異性間の結婚で、 2,9% (754 カップル)が同姓同士の結婚。
男性同士の結婚は2%減ったが、女性同士の結婚は前年度比で20%近く増加した。


市役所婚の一番多い月は7月で、
カトリック教会式結婚の一番多い月は9月だった。

76.7%がスペイン人同士での結婚で、19.3%がどちらかが外国人の結婚。4%がどちらも外国人の結婚だった。

La vanguardia記事より。


バルセロナでたばこのポイ捨て罰金 すでに105件!

JUGEMテーマ:地域/ローカル


スペインではみんながよく道端にたばこのポイ捨てをします。
携帯灰皿を持ってくる日本人旅行者はよく絶賛されます。

しかしあんなにポイ捨てをするのに、実はバルセロナでは罰金を取られるのです。

新聞記事の抜粋よりどうぞ。

・・・・

多くのバルセロナ市民が、しかもものすごく大部分のバルセロナ市民が知らないことだが、公共の道にたばこの吸い殻を捨てると処罰の対象になる。

昨日バルセロナ市役所は、通り、もしくは公共の場所に、たばこの吸い殻を投げ捨てた市民に罰金を科した数は、今年すでに105件にのぼっていると発表した。


警察は、このタイプのマナーの悪い市民に罰金を科すのは簡単なことではないが、罰金よりも意識を促すことが目的だと述べた。

105人の罰金額は90.15ユーロからだが、その場ですぐに支払えば70%の割引が適用される場合もある。

罰金の対象になるのはタバコの吸い殻だけではなく、ガム、ゴミも含まれ、道路・土・公共の設備などに捨てることはできない。

その他、公共の場所やその設備や壁に、色を塗ったり、絵を描くことも禁じられている。
無許可の広告を貼ること、
公共の場所で車を洗うこと、
つばをはくこと、
道で用を足すことも禁じられている。


Vanguardia 10月8日記事より抜粋。

・・・

公共の場所で車を洗ってはいけない!とは知りませんでした!
日本だったらよく見る光景ですよね、家の前で車を洗うなど。

でもこちらでは公共の場所は通行の邪魔になるという考えで、邪魔になる行動は禁じられています。
記事には出てないですが、公共の場所でカメラの三脚を使うこと
通りでカフェなどが宣伝の看板を道路につきだして設置すること、なども禁じられています。

つばを吐く人は見かけないですが、落書きや、道で用を足す人は多いです。

道で用を足す人とは、男性や酔っ払いばかりではなく、女性も、子供も(親や祖父母がそのへんでさせる)多いです。来た頃はカルチャーショックでした。

ですから本当は罰金というのには驚いてしまいましたが、
多すぎるために、人々に意識を促して、マナーを向上させようという試みなのでしょうね。

皆さんも注意しましょう。

モニュメントに落書きしてはいけません!!(イタリアは罰金スタート!?)

JUGEMテーマ:旅行


サグラダファミリアにの塔にのぼると、内部に落書きがあります。
残念ながら日本人の名前もあります。
(本名じゃない名前にわざと変えたな、、という確信犯もいます)

ペンもありますが、彫ったものも多いです。
どちらも遺産への「破壊行為」です。


グエル公園の柱やベンチに登ったりするのも、同様の破壊行為です。
重い体重がかかるようには作られていないので、壊れる可能性があります。みんながやってるからと言って、やってはいけません。

不思議なことにこういうことをしてる人って、人がやっているのを見て、やりたくなるんですよね。


博物館で、家具、彫刻、絵など、展示品に触ってはいけない。
当たり前のことだけれど、言わないと分からない人もいます。
作品に敬意があれば、言われなくても、やらないはずだと思いますが、、。


幸いにして、日本人のお客様は、やってはいけないと伝えると、だいたいはやりません。
ただ、日本人でも個人客ではマナーのなっていない人たちがたくさんいますね、、。団体客でも、ガイドやガードマンの注意を聞かない人はごく稀にいます、、、。

今日は新聞に、イタリアで逮捕されたというニュースがありました。
罰金されるから注意しましょう、というわけではありません。

してはいけない行為なので、やめましょう。


ーーー

今週末、ローマで、自分撮りをするために、コロッセオの壁に名前を彫った2人のアメリカ人観光客が現行犯逮捕されました。

イギリスの新聞 The Guardianによると、21歳と25歳のカリフォルニア出身の2人は、ツアーから離れてて、コインでそれぞれのイニシャルを彫り始めました。 8cmほどの大きさのJとNを彫ることに成功し、写真を撮ろうとしました。

2人の行為に気づいたローマ警察が2人を逮捕し、モニュメント破損の容疑で告訴しました。現在は裁判での証言を待っているところです。

3ヶ月前にも別のロシア人の観光客がコロッセオの別の場所に25cmの文字を彫った事件がありました。2万ユーロの罰金を科され、4ヶ月留置場の刑が下りています。



 (La Vanguardiaより)






スペインの新世代は亭主関白?

JUGEMテーマ:海外生活


スペインの若者にマチスタ(男性優位主義者)が増えていると警告する新聞記事がありました。

一部抜粋して、ご紹介します。


ーーー
15ー29歳のスペイン若者の33%が、相手をコントロールしようとするのは避けられないか、しょうがない、と考えている。

例えば、相手が家族や友達に会おうとするのを阻止すること。
働かせない。勉強させない。
一日のスケジュールをコントロールする。
など。

こういう考えは女性を下に見ているか、服従させたい現れであり、将来は女性への暴力につながりかねないと心配されている。

去年、同じ質問をスペインの全世代にした数字よりも、かなり高い数字が出ており、驚いたことに、若者の方がその傾向がある。

これは最初、アンダルシアの大学で流行するテレビや映画を調べていた専門家たちが、ネオマチスタの高まりの傾向があると警告。

2012年イグアルダの調査で、若者の28.8%がコントロールしようとする束縛の被害に遭ったことがあり、若い女性の3人に1人が「彼から罵りのメッセージを受けたことがあり、その彼と今でも恋人関係を続けている」と答えている。この最後のケースは特に、危険である。


El periodico記事より。

ーーー


記事にも書いてありましたが、マチスタ=男性優位主義者というと、古い世代のイメージです。ところが若者の中に増えているとは!

しかし確かにスペインには愛情=束縛と考えている人がいます。

普段でも、スペインはカップルや夫婦間の関係が密接です。

お出かけはいつもカップル。(どちらかを置いて、あまり出掛けない)
ビジネスの場所でも夫婦同伴。
離れていてもしょっちゅう電話して、愛情をいつも示す。
旦那・彼との家族とも密接な関係を保つ。
残業しないので、夕方からずっと一緒。バカンスでは1ヶ月一緒。


仲が良くていいところもいっぱいあるけれど、日本人からすると、とても濃厚な関係なんです。


それを過ぎて、「束縛」までされてしまったら、すごそうです。

ドメスティックバイオレンスに発展しないようにするには、「教育」が重要と専門家の意見が記事に出ていました。

空のアパートへ罰金を課した市役所は200のうち、たった3市!

JUGEMテーマ:海外生活


不動産バブル崩壊で、銀行が差し押さえ、銀行の所有となってしまったアパートがスペインにはたくさんあります。

もちろんこれらを販売しようとネットに物件が出るし、一般物件よりは安いと言われますが、問題になっているのは銀行があまり値段を下げないことです。


日本のバブル崩壊後と違い、不動産があまり下がらない要因となっているともされます。スペインの田舎は下がっていますが、カタルーニャ、特にバルセロナは下がりが悪いと言われます。

銀行の破綻にならないので良いという意見もあれば、
不動産がバブル時代から、もとに戻らない、一般庶民にはまだまだ高い買い物であり続けるという問題もあります。


そこで、2年以上、空き家になっているアパートを持っている銀行に対して、罰金を科すという法律が産まれました。
あいているアパートを、公共住宅にしたりするなど、有効活用することを促進しようというものです。売れないなら賃貸として貸すのも方法です。


日本の、市街化調整区域内の土地は、所有してから何年後かに、駐車場でもなんでもいいので活用しなくてはいけない、という法律と似た考えのものです。


もともとスペインでは古い物件を所有しているが、売ったりもせず、使ったりもせず、安い時代に買ったものなのでそのまま、、というアパートも多いのです。使わないアパートが多いと、残りのアパートへの競争も増してしまうということで、カラのアパートはどうにかしようという意見はバブルの頃から出ていました。

この法律はこの問題も解決するものです。
町を活性化させることにもなります。


ところが今日の記事で、この法律が出来て1年、ほとんどどこの市町村も活用していないことが判明しました。
以下、記事を紹介します。

ーーーー
議会に出した166市町村のうち、120の市町村が承認したこの法律。
12ヶ月後の今、この法に従って罰金を課したのは、Santa Coloma de Gramenet, Terrassa 、Gironaの3市のみ。

2011年の調査では、住民が誰も住んでいない物件はカタルーニャ州で44万8356件。これに対して2014の調査では、23万1000家庭が公共住宅を必要としている。

罰金額は500ー1650ユーロ。

(La vanguardiaの記事の一部より。もっと訳そうかと思いましたが、長いのでやめました。笑。
しかしテラサの町は罰金は3件ほどだけだが、730件ほどの物件を手続きにかけたところ、半分ほどの物件で賃貸が決まったか、市役所に物件を譲歩した、ということで、がんばっていけば現実的に成功するとの担当者のコメントが書いてありました)

ーーーー

そういえば、ほとんどローンを支払い終わって、もうちょっとなのに、4回支払いが止まっただけで、銀行に差し押さえとなった家庭が最近の裁判で勝ったというのがありました。(すでに4回のうち3回は支払い済み)

このケースは稀なケースで、本当にローンも残りわずかなせいで譲歩が降りたようです。

しかしスペイン人の友人が言ってましたが、同じアパートに誰も住んでいなくて、銀行が所有しているアパートがあるそうですが、もう3年も管理費を払ってくれないそう。

「こっちが払わなかったらすぐに差し押さえるくせに、銀行が払わないと、集金もできない」と嘆いていました。3年分の管理費はかなりの金額にあがっていました。

フィゲラスのダリ美術館に新しい作品が入りました!

JUGEMテーマ:アート・デザイン


フィゲラスのダリ美術館に新しい作品が入りました!
1938年の'Violetas Imperiales', です。
この頃彼は電話の出てくる、同じような雰囲気の絵を6枚ほど描いています。


詳細はel paisの記事(スペイン語)よりどうぞ!

スペイン最新鋭施設「再エネだけで電力供給の8割」

JUGEMテーマ:地域/ローカル


固定価格買い取り制度(FIT)を積極的に活用し、再生可能エネルギー(再エネ)が充実しているスペイン。この国の再エネ比率は、ここ10年間で4倍以上に増加。2013年には約26%を占め、いまや原子力や石炭を上回り、首位をキープする。中でも風力発電が最も多く、設備容量で原発20基分を超えていた。

 特筆すべきは、再エネの普及で多様な電源構成を持つスペインでは、日本のような系統接続の保留問題が起きていないことだ。

 日本では14年9月、電力の安定供給が得られないとして、九州電力などが再エネの受け入れを保留した。スペインではこれだけ再エネを導入しているにもかかわらず、同様の事例は起きていない。

 すでに発送電分離したスペインで国内の送電業務を一手に任されるのは民間会社だ。

「我々は国内電力の細かな需給予測を日々行っています。その上で需給バランスを調整するため、火力と水力発電に関しては4秒ごとに出力調整を行うことができるのです」

 こう説明するのは、スペイン唯一の送電会社レッド・エレクトリカ・デ・エスパーニャ(REE)でシステム運営の責任者を務めるミゲール・ドゥビソン氏だ。

 マドリード郊外の本社内にある中央制御室を覗くと、国内のどの系統でどんな電源がどの程度発電しているのかリアルタイムでわかる巨大な表示盤があった。

 全国32カ所にある電力会社のコントロールセンターとこの場所を光ファイバーケーブルでつなぎ、すべての情報がオープンにされる。電力会社が情報を抱えてしまう日本とはだいぶ違う。

「太陽光や風力エネルギーは自然環境に左右される。そのため、スペイン気象庁のデータを使って綿密な発電予測を行っています。それでも電力需給の差は生まれます。そこで発電量の調整が容易な水力と火力発電にここから秒単位の指令を与えることで、可能な限り電力実需に合わせているのです」(ドゥビソン氏)

 既存の発電設備をいわば調整弁にして、再エネを無駄なく利用しているのだ。ドゥビソン氏によると、電力需給のリアルタイム処理ができるのは、世界でもここだけだという。

 さらに国全体の電力需要にも透明性を確保している。市場予測値、REEの予測値、実需の三つを折れ線グラフで単位時間ごとに表示。インターネットでも情報を公開している。

 訪問時、スペインの全電力供給のちょうど50%が再エネで賄われていた。「風力だけで65%、再エネ全体で80%を占めたこともある」(同)というから驚きだ。

 それ以上に増やすことも能力的には可能。だが、原子力発電など出力調整がすぐにできない電源のセキュリティーを保つ面から、再エネの供給を80%以上にすることは禁じられているという。

 REEは国の資本が20%入っているとはいえ民間企業だが、国家の電力供給を保障する責任を持たされている。ドゥビソン氏はこう言った。

「30年前にREEができる前はスペインも各電力会社がバラバラに送電をしていたため、電力供給に不安定な面がありました。ですが、発送電の分離が行われ、国主導で一元的に送電を管理する方針を打ち出したからこそ、ここまでできたのです」

(桐島 瞬/本誌・小泉耕平、上田耕司)

※週刊朝日 2015年1月16日号より抜粋 / dot.asahi.comより

95歳以上で一人暮らしの老人が1500人も!

JUGEMテーマ:海外生活


2014年6月30日付けの住民登録によると、20万3170人がバルセロナで一人暮らしをしています。住民の8人に1人が一人暮らしの計算です。
うち80歳以上の一人暮らしは4万2000人にのぼります。

しかしもっとも注目するのは95歳以上の一人暮らしが1547人もいることです。うち女性は1297人、男性は250人。


これは特に女性に多い傾向にあり、
12万6225人が女性で、7万6945 人が男性です。


95歳以上が住む場所はEixample地区, Sant Gervasi-Galvany地区、グラシア地区に集中しています。


95歳以上のバルセロナの住民は、4578 人。女性が3170人、男性が868人です。

24歳以下で一人暮らしをしている人は2995人。女性が1639人、男性が1356人。

(新聞La Vanguardiaより)



−ーーー
スペインではアパートのシェアが多く、一人暮らしを好まない傾向にあります。 日本人とは反対。わいわいやるのが楽しいという考えです。またワンルームのアパートが少なく,3部屋など部屋数が多いアパートも多いこと、一人暮らしするようなお金もないいこと、もあるでしょう。

その割には24歳以下の一人暮らしもずいぶんいるなと思いましたが、もしかしたら外国人かもしれません。スペイン以外の欧米の人たちはスペイン人よりも一人暮らしをする人がいます。

80歳以上、95歳以上の一人暮らしが多いですが、子供達と同居する家族は少ないです。
個人的には、年老いた親と一緒に住んでいる、、という話は一度も聞いたことがありません。
そのかわり、同じアパートや近所のアパートに住んでいて、よく顔を出す家族は多いです。

老人ホームも多いですが、やはり老人たちはホームにいくのを嫌がります。
友人が「老人ホームに入れたりするのも、入れられたりするのも、悪いこととする風潮がまだまだ残る」と言っていました。

年老いた老人が一人で住むのは心配で、どうにか老人ホームに入れたいけれど、、という話もよく聞きます。
活動的な母だったのに家をまったく出ない。老人ホームに入ったら他人としゃべったりして、本人も楽しく、家にいるより充実した時間を過ごせると思うんだけれど、、と子供達は言ってますが、老人たちは「絶対に拒否」の姿勢らしく、なかなか難しいようです。

家にお世話の人が入ることが多く、通いでお手伝いさんが来ることもあります。
中南米の人たちが多いです。
スペイン老人事情でした。

スペインの若者の夜遊び内容は?

JUGEMテーマ:海外生活



新聞に、スペイン若者の夜遊び形態アンケート結果が発表されていましたので紹介します。
16歳から25歳のバルセロナの若者へのアンケートです。
複数回答Okもあります。


・毎週出掛けますか?
30%がYes, 70% がNo.


・何曜日に出掛けますか?
木曜日 12%
金曜日 74%
土曜日 75%
日曜日 2%
それ以外 1%

・どこへいくのが好きですか?
ディスコ     62%
ミュージックバー 33%
飲みバー 30%
コンサート会場 18%
その他      2%

・夜遊びの理由は?
友達と楽しむため 92%
何かのお祝いのため 47%
パーティーがあるから 21%
新しい人と知り合うため 20%
複雑な1日を忘れるため 14%
コンサートのため 10%

・お酒を飲みますか?
Yes 94%, No 6%

・道ばた(野外)で飲みますか?
Yes 65%, No 35%

・何を飲みますか?
ウォッカ44%、ビール38%、ロン35%、ジン29%、ウィスキー12%、テキーラ5%、その他4%


・夕食以外で、一晩でいくら使いますか?
15ユーロ以下 54%
15ー25ユーロ 39%
25ー40ユーロ 6%
40ユーロ以上 1%

・夕食でいくら使いますか?
10ユーロ以下 62%
10ー20ユーロ 37%


リンクはこちらです。

新聞El periodico記事より。バルセロナ市役所発表のアンケートからです。


ーーーー

アンケート結果、だいたい予想通りでしたが、驚いたのが、毎週出掛けない人の方が7割もいたことです。
昔はスペインでは若者が毎週夜遊びに出るのは普通で、みんな、金土曜日どちらも出掛けてたものです。
どちらも朝までディスコで踊るという人が多かったです。

(ちなみに日本ではディスコは死語で、今はクラブというそうですが、スペイン語ではディスコテカ。まだまだディスコという昭和な言葉がよーく似合う感じの場所が多いです)

踊れない私はディスコなんて嫌。しかも毎週2回も行くなんて!
でも夜遊びにしないと、「え?夜出掛けないの?若者なのに!」と近所のおばさんにまで言われたものでした。
スペイン在住2年目にはすでに私はディスコには行きません宣言をし、あわせて行くこともなくなりました。
でも誰かの誕生日で集まった時は、そのあとディスコへ、、がお決まりコース。そんな時はおつきあいしてました。
これは集まる人にもよりますが、もう若くなくなっても、スペイン人は踊りたい!と思う人たちが多いのです。田舎のお祭りでも同様です。

朝まで飲み物一杯だけで元気に踊りまくる女友達たちとは、もう人種の違いというか、肉食動物と草食動物の違いさえ、感じたものです。

友達はみんな金土と2度出掛けてました。夜中12時過ぎにディスコに繰り出し、朝帰り。
朝6時頃に帰っておなかすいたとキッチンでパンをかじり、寝てから、土日は昼過ぎまで寝てるのが普通という生活をアパートメイトたちは毎週続けてました。

数年前から、おじいちゃんおばあちゃんたちが「うちの孫息子は若者なのにネットばかりやっていて、夜遊びに出ない!」と嘆いてましたが、外にいかない若者が増えてるんですね。びっくりしました。ネットの影響でしょうね。

お金をかけないで遊ぶのは当たりまえですが、夕食にかけるお金が少なすぎて、日本の人はびっくりしちゃうかもしれませんね。スペインの若者は居酒屋にはいかないんですよ。夕食もサンドイッチぐらいで済ませます。

ちなみに65%がやると返答している、道ばた(野外)での飲み(botellónと言います)は、現在、法律上禁止です。瓶が転がって危ないし、声がうるさいスペイン人が野外で騒ぐことになるので近所の人が寝れないのです。でもみんなまだまだ、やっているってことですね。(笑)


お酒に関してはビール、ジン、ロンはスペイン人好きだなーと思っていましたが、一番のトップがウォッカとは思いませんでした。それはたまたま私の周りが飲まなかっただけ?





カタルーニャ独立投票の結果

JUGEMテーマ:海外生活


非公式で行われたカタルーニャ独立を問う投票。
16歳以上の有権者540万人のうち、230万人強が投票し、80.76%が独立賛成という結果になりました。

(ただし投票権のない外国人も登録すれば投票ができたため、その票も結果に含まれていると思われます)

バルセロナは6-7割ぐらい、田舎は9割以上と予想されていましたが、バルセロナ市は思ったより高く78%。バルセロナ近郊や、アラン峡谷(フランス国境とアラゴン州境に近い)田舎村が意外に6割程度と、興味深い結果になりました。

投票結果を受けて今後も独立運動が活発化しそうですが、引続き見守っていきたいと思います。

ちなみにこの日は投票会場で行列を見かけたぐらいで、デモ行進も大騒ぎもなく、ただの静かな日曜日でした。

グエル公園 入場者数大幅減少で、市役所も満足!

JUGEMテーマ:旅行


入場無料のため、観光客がよく訪れていたグエル公園。
ちょうど1年前の2013年秋からから入場が有料となり、かつ人数制限をしたことで、入場者数が少なくなりました。
新聞ニュースをどうぞ。

・・

グエル公園は劇的に入場者数激減を記録し、有料になっての1年間で、230万人だったと発表されました。
2012年は900万人でした。

近所の人は有料ゾーンも無料であり、12万人以上の近所の人が有料ゾーンを無料で訪れました。

9月30日までのデータでは、観光客の20.42%がグループでの観光。
4.85%が無料の人たちでした。(子供などの無料対象者)

(El periodicoより)


・・

観光客が減って喜ぶのはバルセロナぐらい?
本当に多いのですよ。
多すぎて問題が出て来ているためですね。

人気都市はつらい?


スペインへの観光客数 さらに増加中!

JUGEMテーマ:旅行


スペインは今年1月ー9月までの9ヶ月間で、5240万人の外国人観光客を受け入れました。
これは去年の同時期の7.4% 増にあたります。


この調子でいけば、今年は6200万人の外国人を受けたことになりそうです。
去年は6060万人で、最高記録を更新しました。

国別で一番多いのが、イギリス人。
続いて、フランス人、ドイツ人。
北欧の国々が4番目にあたり、続いてイタリア人。

地域別にはカタルーニャがトップ。
続いてバレアレス諸島、
カナリアス諸島が続きます。


(新聞La Vanguardiaの記事より)




スペイン国王フアン・カルロス1世が退位を表明

スペイン国王フアン・カルロス1世(76)は2日、テレビ演説で退位すると表明した。


 国王は独裁体制を敷いたフランコ総統の死に伴って1975年に即位し、民主化に貢献したが、近年は体調不良が続き、王族の汚職疑惑など王室のスキャンダルも相次いでいた。

 新国王には、長男のフェリペ皇太子(46)が即位する。フアン・カルロス国王は演説で即位式の日程は示さなかったが、ラホイ首相は「3日に閣議を招集し、手続きを決める」と発表した。欧州では昨年、オランダとベルギーで70歳代の国王が相次いで退位しており、スペインの新国王即位により世代交代が加速することになった。

 フアン・カルロス国王はスペイン内戦中の38年、亡命先のローマで生まれた。内戦後、実権を握ったフランコ総統により後継者に指名され、総統の死後、王制復古に伴い即位した。即位後は立憲君主制への転換を進めた。

(2014年06月02日 読売新聞より)

「ユダヤ人殺し」という名の町、住民投票で改名へ スペイン

【5月26日 AFP】スペイン北部の小さな町「カストリージョ・マタフディオス(Castrillo Matajudios)」──スペイン語で「ユダヤ人殺しの砦」を意味する──で、1623年から継承されているこの「不吉な町名」の改名の是非を問う住民投票が25日に行われた。

 ロレンソ・ロドリゲス(Lorenzo Rodriguez)町長によると、開票の結果、29対19で改名への賛成票が反対票を上回った。

 住民はまた、これに代わる町名として、「ユダヤ人の丘(小山)」を意味する「モタ・デフディオス(Mota de Judios)」の採用を決定。この新しい町名は、不快なニュアンスが少ない上、その名前が持つ歴史はいっそう古いとされる。

 町役場は、6月3日に今回の投票結果を再確認した上で、新しい町名のための事務手続きを開始する。手続きには、6か月〜1年かかる見通しだという。

 町長によると、この町ができたのは1035年。財産すべてを没収され、住居を追われたユダヤ人たちがこの地に定住したのが始まりだという。しかし1492年に、当時のカトリックの君主がユダヤ人をスペインから追放することを決め、改宗したユダヤ人だけがこの地に留まることを許された。(c)AFP/Gabriel RUBIO - GIRON
(AFP国際ニュースより)

ーー

余談ですが、私の知り合いはマタモロス(Matamoros)と言います。
その名もモーロ人殺し。
すごい名前ですね、、。Extremadura出身です。

Suspiro de Moro(モーロ人のため息)という名前の峠がありますが、そのぐらい情緒あふれてれば良いけれど、、。

コロンブスのサンタマリア号、ハイチ沖で発見か

中米ハイチ沖で見つかった沈没船の残骸が、探検家コロンブスが1492年に米大陸に到達した際に乗っていた船団の旗艦サンタマリア号の可能性が高いと、米国の海洋探検家らが14日、ニューヨークで発表した。

 この探検家はマサチューセッツ州のバリー・クリフォード氏(68)。AP通信などによると、同氏らは2003年、ハイチ北方沖の水深約4・5メートルの浅瀬で、15世紀のものとみられる大砲など沈没船の残骸を発見。コロンブスの日記と突き合わせた結果、「地理的、考古学的なあらゆる証拠が、この船がサンタマリア号の残骸であることを強く示唆している」と結論づけた。

 大砲はその後、何者かに持ち去られたが、船は大半が原形をとどめ、ハイチ政府が許可すれば引き揚げ可能という。サンタマリア号は1492年、ハイチ沖で座礁。コロンブスは船を放棄し、僚船でスペインに戻ったとされる。

 専門家からは「断定するには早すぎる」と慎重意見も出ている。ロイター通信によると、ハイチ当局者も否定的な見方を示した。
(2014年5月15日 読売新聞)

ガルシア・マルケス氏=ノーベル賞作家 死去

JUGEMテーマ:小説全般


同じスペイン語圏作家として、新聞記事を紹介します。

・・・

ロイター通信などによると、名作「百年の孤独」で知られる南米コロンビア出身のノーベル賞作家、ガブリエル・ガルシア・マルケス氏が17日、メキシコ市の自宅で死去した。87歳だった。今月上旬、肺の感染症などで一時、入院していた。

 コロンビア北部アラカタカ生まれ。ボゴタ大法学部に進んだ後、短編小説を書くようになり中退。新聞記者として働きながら創作を続け、1955年に処女作「落葉」を発表。67年に出版された「百年の孤独」がベストセラーとなり、世界のラテンアメリカ文学ブームを先導した。82年にノーベル文学賞受賞。

(2014年4月18日 読売新聞より)

サグラダファミリア受難の門の彫刻家 Josep Maria Subirachs 死去

JUGEMテーマ:アート・デザイン


サグラダファミリアの受難の門の、現代アートな彫刻を担当していたスビラックスが2014年4月7日、87歳で亡くなりました。お葬式は家族でひっそりと行われました。

私はカタルーニャの各地にある彼の暗示的な彫刻がとても好きです。
しかし、サグラダファミリアはひとつひとつのアイデアや作品はいいのだけれど、なんとなく好きとは思えない、、と思っていました。

まったく同じことを感じていたガイドさんがいて、それについての質問を、ガウディ研究家の田中さんにしたところの返事がとても私にとって納得のいくものでした。「バランスが悪いのではないか」と。

そうです。ガウディはご生誕の門で、どこから見ても同じ大きさに見えるように、原始的なやり方で視線の位置と見える大きさを計って?、大きさを決めてらっしゃいます。上の方の彫刻は実は巨大ですが、下の方から見ると、その違いが分からないように出来ています。(まあ、こんなことを考えた建築家の方が珍しいのかもしれませんが)

スビラックスさんの彫刻は下の彫刻が異様にでかい。上の方の彫刻も近くで見れば大きいのですが,下から見ると、昇天していくイエスの像はごく小さくしか見えません。そうか、あのアンバランスが違和感となってくるんですね。1つ1つは悪くないのに。


その話をしていたところ、別のガイドさんが、「いや、昇天していくんだから、あれはあれでいいんだ」と言ってました。遠くに行く感じが分かるから、、と。スビラックスさんもあのガウディの意図を知らなかったはずはないので(外尾さんも大きさを決めるのに手ほどきを職人さん側から受けてらっしゃるぐらいなので)、もしかすると敢えて、あんな風に作ったのでしょうかね?それとも有名彫刻家だから誰も言えなかった?? 真偽のほどは分かりませんが、ある意味バランスの悪さが、受難の門というテーマを出すのにはぴったりの異質な空間を作りあげているかもしれません。


皆さん、「ガウディを無視してあんなかくかくした作風を」と思う人が多いですが、直線的で、装飾がない点はガウディのオリジナル案にそっくりです。ガウディは生誕の門とはまったく正反対の門を、そのテーマにそって考えています。ガウディが生きている時代にあれができていたら、それも批判が強かったでしょう。スビラックスさんはある意味、ガウディの案に忠実に、それでいてアーティストとしての自分の力量を示した彫刻を発表したのです。

他にもあっと驚く(現地でガイドさんに聞いてください)彫刻を置いたこともあり、当時は大批判の嵐を受けています。一般人はもちろんのこと、有名な建築家・知識人たちからも轟々に批判の嵐。その時に彼が言った言葉というのが新聞で紹介されていて、大変心に残りました。

“Las polémicas pasan y las obras quedan”.
´
「批判は過ぎていき、作品は残る」

うーん。芸術家としての強い意志と自信がなければ、こういうことは言えませんね。


ところで私はあちこちにある彼の作品が好きです。
バルセロナ市役所の外壁、以前はグラシア通りのサバデイ銀行にあり今はモンセラへ移動した彫刻など。ジローナの街角にある彫刻も。でも一番好きなのはモンセラの修道院付属の教会内にある彫刻です。

あれだけはお客様も、うなります。すごいですね!ってくちぐちに言われます。
しかもあれは遠くから見ただけでは分からず、できるだけ近くで見て、しかも動かないと、すごさは分かりません。
モンセラに行く機会があったら、ぜひご覧くださいね。

ご冥福をお祈りします。

バルセロナがサーキット名を変更

JUGEMテーマ:スポーツ


スペインGPの開催地であるバルセロナのサーキットが名称を変更する。

1991年に建設され、同年にスペインGPの開催地となったバルセロナのサーキットは、これまでシルクイート・デ・カタルーニャと呼ばれてきた。

しかし、バルセロナ市議会との新たなスポンサーシップ契約がまとまり、今後はシルクイート・デ・バルセロナ・カタルーニャが公式名となる。

このニュースを地元スペインの『El Mundo Deportivo(エル・ムンド・デポルティーボ)』紙やスポーツ日刊紙の『Marca(マルカ)』らが伝えており、サーキット会長のヴィセンチ・アギレラ氏がこれを認めている。
(ESPN F1より)


・・・

バルセロナがサーキット場の名前を変更?と思って記事を見てみたら、、。
なーんだ、バルセロナという名前が加わっただけ?

もっと面白みのある名前がつけられたんだろうかなどと思ったのに。
面白くないのは同じでした、、、。(カルメン)

赤い旗が海岸に出ていれば泳いではいけません。罰金も500ユーロです!

JUGEMテーマ:旅行


ビーチに赤い旗がたててあれば、危険なので海水に入るなという意味です。
赤い旗について知らなくても、放送もされたり、周りの雰囲気で、海から出なくてはいけない、というのは分かるのでは,,と思いますが、、、。

これを無視したために罰金が科せられた、という新聞ニュースです。

・・

Guardia urbanaは3人の海水浴客に、赤い旗を無視したとして、500ユーロの罰金を科す

タラゴナのGuardia urbanaは3人の海水浴客に、ビーチに立つ赤い旗と、救助隊員の指示に従わなかったとして、500ユーロの罰金を科しました。

タラゴナの赤十字の救助隊員は、日曜日に、タラゴナの数カ所の海岸で、合計25名を救助しました。

この25人の大部分は年配者で、海からあがることができなくなった人達でした。数回に渡って、危険であることを警告されていた人達でした。

(El periodico より)


ちなみに海岸沿いには、3種類の旗が立ちます。

信号と同じで、緑はOK. 黄色は注意した上で入りましょう。赤はすべての人達に対して禁止です。

他国では、赤の旗は泳いではいけないが、他のことはOKという場合もありますが、カタルーニャでは全面禁止です。シュノーケリングだろうが海水に入ってはいけません。

また、カタルーニャでは紫の旗を掲げません。(紫の旗は、くらげ、エイ、ウミヘビがいる場合に出される旗です)
その注意は自分たちでしなくはならない、ということですね。

詳細はこちらのページで確認しましょう。


バルセロナでATM 税金は、スペイントップ!

JUGEMテーマ:海外生活



ATMで、現金引き出しをする際の税金(taxa de caixers automàtics)がスタートしますが、バルセロナのショッピングゾーンではスペインの他の地方と比べて、高い税金額となることになりました。

7月1日からスタートします。


(5月28日 El periodicoより)

RENFE 48路線が廃線へ

JUGEMテーマ:海外生活


運輸省は,現在年間合計で165万人の利用がある、レンフェ中距離路線のうち48路線を廃線し、127路線の運行を32%減らす方向であることを発表しました。


利用者数とコストごとに、路線を区分けし、乗車率が15%以下で、コストの30%に収入が満たない路線の48路線を廃線とする予定。


そのうち比較的利用者が多い路線は
Valladolid-Ávila,
Vigo-Ourense-Ponferrada
Madrid-Ávila
Zaragoza-Arcos de Jalón
León-Ponferrada
Madrid-Cuenca
A Coruña-Ferrol
Zaragoza-Lleida

であり、バスなど別の交通手段を使うことになります。

また、
マドリッドークエンカ間のように、中距離列車はなくなるが、スペイン新幹線AVEで移動ができる路線もあります。

(5月15日 EL PAISより)

スペインのビーチで禁止された馬鹿げたこと

JUGEMテーマ:海外生活


・スペインのビーチでは動物の放し飼いが禁止。
・ビーチのシャワーで石鹸の使用が禁止。
・スペインのビーチで飲み物や食べ物、マッサージの許可なき販売は禁止。
・バルセロナでは安全のため、波がある日にサーフィンをすることを禁止。
・マラガの一部のビーチでは、浜辺でサッカ-などのスポーツが禁止。
・Tossa de Marなどのビーチでは性行為が禁止。
・テネリフェ市では砂の城をつくることが禁止。
・一部のビーチでは音楽が禁止
・マヨルカのビーチでは浜や海で用を足すことが禁止。
・バレンシア州では水辺から6m以内にパラソルを立てることが禁止
・カナリアの一部のビーチではタバコが禁止


新聞ABCの記事や、ペルーの記事(タイトルは『スペインのビーチでのばかげた禁止法律』)から抜粋しました。

人がいる時にビーチで写真を撮ってはいけない、という法律のある街もあるそうです。実際注意された人の話がネットにいくつか出るので本当なんでしょうね。

実際にはそんなにうるさく言われないかもしれないですが、え??と思う法律があるかもしれないので、要注意。


コルドバのパティオ ユネスコ無形文化遺産に登録

JUGEMテーマ:旅行


コルドバのパティオがユネスコ無形文化遺産に登録されました。


・・・

その他のスペインの無形文化遺産は、
・フラメンコ
・エルチェの神秘劇
・ベルガの民衆祭りパトゥム
・スペイン地中海岸の灌漑法廷:ムルシア平原の賢人裁定、バレンシア平原の水法廷
・ラ・ゴメラ島(カナリア諸島)の口笛言語
・マジョルカのシビルの歌唱
・カタルーニャの人間の塔Casteller
・地中海の食事(イタリア、ギリシャ、モロッコと共同)
(wikipedia 世界無形遺産より)




2013年ミシュランの星付きレストラン発表!

2013年度版スペイン&ポルトガルMIchelinが発表されました。

三つ星レストランは7軒で、次の通りです。

Akelarre (Donostia-San Sebastián),
Arzak (Donostia-San Sebastián),
Sant Pau (San Pol de Mar) カタルーニャ
Azurmendi (Larrabetzu),
Quique Dacosta (Denia),
El Celler de Can Roca (Gerona)  カタルーニャ
Martín Berasategui (Lasarte-Oria)


2つ星レストランは17店。
Can Fabes (Sant Celoni) カタルーニャ
Diverxo (Madrid),
Ramón Freixa Madrid (Madrid),
La Terraza del Casino (Madrid),
El Club Allard (Madrid),
Àbac (Barcelona),
Lasarte (Barcelona),
Casa Marcial (Arriondas),
Enoteca (Barcelona),
Miramar (Llança) カタルーニャ
Atrio (Cáceres),
Santceloni (Madrid),
Calima (Marbella),
Les Cols (Olot) カタルーニャ
Moments (Barcelona),
Mugaritz (Errenteria)
Sergi Arola Gastro (Madrid).


1つ星レストランは123店。
カタルーニャ内だけ紹介します。

Les Magnòlies(Arbúcies)
Alkimia (Barcelona),
Caelis (Barcelona),
Cinc Sentits (Barcelona),
Comerç 24 (Barcelona),
Dos Cielos (Barcelona),
Dos Palillos (Barcelona),
Gaig (Barcelona),
Hisop (Barcelona),
Hofmann (Barcelona),
Koy Shunka (Barcelona),
Lluerna (Barcelona/Santa Coloma de Gramenet),
Manairó (Barcelona),
Moo (Barcelona),
Nectari (Barcelona),
Neichel (Barcelona),
Saüc (Barcelona),
Via Veneto (Barcelona),

Can Bosch (Cambrils),
Rincón de Diego (Cambrils),
Estany Clar (Cercs),
Mas Pau (Figueres), J
Massana (Girona),

Casamar (Llafranc),
Els Tinars (Llagostera),
Casa Gerardo (Prendes),
Els Brancs (Roses/Playa de Canyelles Petites),
Els Casals (Sagàs),
Real Balneario (Salinas),
Annua (San Vicente de la Barquera)

L’Angle (Sant Fruitós de Bages),
Retiro da Costiña (Santa Comba),
Fogony (Sort),
Capritx (Tarrasa),
La Cuina de Can Simon (Tossa de Mar),
Silabario (Tui),


日本食レストランのKoy Shunka が1つ星を獲得しましたね!

ジャイアントパンダの最古の親類? スペインで化石発見

(CNN) スペインの研究チームは15日までに、これまで見つかった中では最古のジャイアントパンダ類のものとみ
られる化石を同国北東部で発見したと発表した。

この化石は1150万〜1250万年前のものとみられ、スペインの国立自然科学博物館などの研究チームが米科学誌プロスワンに発表した。

化石は成体2頭のものがあり、1体は2本の歯から、もう1体は下あごの骨と欠けた臼歯から構成される。この両方の化石を合わせて照合した結果、ジャイアントパンダ類の化石の可能性があると判断した。

これまでに発見されたジャイアントパンダ類の化石は、中国で見つかった720万〜820万年前の化石が最古とされていた。

ただし、ジャイアントパンダがスペインで発祥し、スペインから中国に移ったと断定するには至っていない。パンダの進化の系統についてはまだ分かっていないことも多く、化石がパンダの直接的な祖先のものだと言い切ることは難しいという。

現代のパンダが主食とするササがスペインに生えていたかどうかも不明だが、当時のスペインは現在よりも温暖で湿度が高く、果実や植物も豊富だったとみられ、パンダがさまざまな植物を餌にしていた可能性や、ササと似たような植物があった可能性はあるという。
研究者は今回の発見について、「数百万年後のジャイアントパンダに結びつく系統の進化を探るうえで、極めて重要だ」と述べている。
(CNN .co.jpより。11月15日)

おばあちゃんの修復 ー 記事と、その続き(お菓子屋さん)

世界中でニュースになっっている、おばあちゃんの修復事件。
まずは記事のご紹介です。

(CNNより)
(左がオリジナル。中が修復前。右がおばあちゃんの手による修復?創作?画)

スペインの教会の柱に描かれていた120年前のフレスコ画が、高齢の一般信者の手で「修復」されて原画とは似ても似つかない状態になっているのが見つかり、地元で騒ぎになっている。
「修復」が行われたのは、スペイン20+ 件北東部ボルハの教会にある19世紀の画家エリアス・ガルシア・マルティネスの作品。いばらの冠をかぶったキリストの肖像が描かれていた。
ボルハの地域研究センター職員がこの作品を写真に収めようと教会を訪れて異変に気付き、「驚愕した」という。

「修復」を手掛けたのは教会員のセシリア・ヒメネスさん。地元メディアの取材に対し「頼まれたからやっただけ」と話している。作業は堂々とやっており、ほかの信者たちも見ていたが、誰も止めようとしなかったという。
変わり果てたその姿に、地元に住むガルシアの孫のテレサ・ガルシアさんは「作品が破壊されてしまった」とショックを受けている。
作品を元通りにできる手段があるかどうかは不明。地域研究センターは「この言語に絶する行為に解決策があるのかどうかは分からない。しかし再発防止のための対策が必要だ。意図はともかく、強く非難されるべき行為だ」と述べている。
今回の出来事について同センターのブログに寄せられたコメントの中には、英コメディアン、ローワン・アトキンソンが演じる「ミスター・ビーン」の1997年の映画版で、画家ホイスラーの母の肖像画が悲惨な目にあう一場面を思わすとの一文も見られた。
(CNNより)


・・
このおばあちゃんの修復した、猿みたいになってしまった絵を?、マドリッドのお菓子屋さんがクレープの柄として売り出しました。「セシリアおばあちゃんはちょっと落ち込んでいるのを知っている、お店から甘いものとともに愛情を送り、元気になるように」と店主談。

便乗商売かもしれないし、ただ単に「受けた」のかもしれないし、もしかしたら同じ地元の人がこのお菓子屋さんで働いているかもしれませんね。

El periodico より




ちなみにこの教会、急に注目を浴び、観光客が訪れるようになったそうです。